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2017年9月29日 11:30

Born to the purple(高貴な身分である)英会話レッスンの Matt 先生の英語慣用句 No.1730

英会話レッスンの担当の Matt 先生による英語慣用句習得のための1日1英会話です。

Born to the purple

Part of an aristocratic or high society family.
貴族階級や上流の家庭の一員であること。

" We used to walk back from school together, and I would wave goodbye to her at the gates of this beautiful house. She was born to the purple, a very different world to my own."
私たちは、よく一緒に学校から帰ったものだ。私はこの美しい家の門の前で、彼女に、さよならと手を振った。彼女は上流階級出身で、私とは別世界の人だった。

be 動詞+born to the purple という形で、「王侯貴族の家に生まれる、特権階級にいる」という意味になります。
このpurple は、単に紫色を意味するわけではありません。以前の一日一英語でも、取り上げたことがありますが、「成功を収めた過去の時期 」 を表すpurple patch というイディオムで、purple は古くは皇族や特権階級のための高貴な色とされていた、という解説をいたしました。
一説によればビザンチン ( 東ローマ帝国 )では、帝王の産室は紫色の斑岩(porphyry)で美しく装飾されており、コンスタンティノス7世は、この産室で生まれたことにちなみ"Porphyrogenitus (ポルフュロゲネトス)"との、あだ名をもっていたそうです。これにより、王家の血統を継承した者か否かをはっきりと区別したということです。歴史の勉強にもなりますね。

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