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2017年12月13日 07:03

From pillar to post(あちこちに)英会話レッスンの Matt 先生の英語慣用句 No.1804

英会話レッスンの担当の Matt 先生による英語慣用句習得のための1日1英会話です。

From pillar to post

In a meaningless or failing manner.
無目的に、無意味に、あちらこちらへ。

" The game is almost over and the teams still need a point to win, but they only seem content to kick the ball from pillar to post."
試合は終わりかけており、両チームは勝つためにあと1点を取る必要があるのに、ただボールをあっちに蹴ったり、こっちに蹴ったりして満足しているようだけのように見える。

直訳すると、柱からポストに、となります。とりあえず意味は「 あちこちに移動する 」 ということですが、これだけですとよくわかりませんね。
これは非常に古くからある表現で、もともと15世紀にはfrom post to pillar といわれていたそうですが、16世紀中ごろには現在の語順になったといわれます。
語源ははっきりしないようですが、語源はテニスに関係があるという説が有力です。
それはリアル・テニスと呼ばれる、中世ヨーロッパで成立した現在のテニスの原型となるもので、室内で行われます。
室内なので、四方を壁に囲まれ、また当時、建物の壁などにボールを打ちつけてプレイしていた名残か、壁にひさし(屋根)がついていたりしますので、とにかく飛んでいったボールがあちこちに当たって跳ね返るので、動きを読むのが非常に難しいそうです。
つまりこの説によると、post はネットを支えるポスト(郵便ポストではありません)、pillar はコートの後ろにある柱、となります。
このことから、人や物が、やみくもにあちこちに動き回ることの例えとして用いられるようになったというわけです。また、場所の移動のみならず、噂などが人から人へとあちこちに伝わっていく場合などにも用いられます。
ちなみにリアル・テニスは現在も愛好家がおり、とても優雅な雰囲気(実際にやるのはきついですが)の中で行われるスポーツです。ご興味のある方は、ネットで調べてみてください。

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