ビジネス英会話を学ぶ 各職場のビジネス英会話

2014年9月26日 17:33

マット先生のビジネス英会話 海上/航空輸送の英語

jettison 

 jettisonの本来の意味は、"荒天の為, 船舶、航空機などが、危険軽減のため、貨物や装備を投棄する"(他動詞)で、投棄される物その物はjetsam (名詞)です。

 例)The crew jettisoned excess fuel for the emergency landing.    
      乗組員は余分な燃料を、緊急着陸のために投棄した。 

上記の他に、「重荷や不要なものを取り除く」「考えや計画を捨てる、断念する」という意味があります。 こちらの意味では、ビジネスの場面で使われることがあります。

日常英会話ではあまり目や耳にしないですが、インパクトを有する単語です。 

注意すべきは、jettisonは本来、jetsamを捨て去り、水泡に帰して無価値な物にする決意が前提になる上、海上/航空輸送保険証券などに主たる活躍の場がある単語ゆえ、ビジネスの場においても、単に"・・・・との引き換えに"程度の軽い言葉ではありません。 

このため、濫用すると、却って業務において逆効果を生むような場面もありうるbig wordの一つでしょう。 

但し、今後は英語の使用においても、このようなこだわりもなくなり、頻出度があがる単語かもしれません。 

 例)Our team has to jettison the project .     
        我々のチームは、そのプロジェクトを断念しなくてはならない。