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2017年4月28日 16:05

Stool pigeon(密告者)英会話レッスンの Matt 先生の英語慣用句 No.1574

英会話レッスンの担当の Matt 先生による英語慣用句習得のための1日1英会話です。



Stool pigeon


An informer or spy. 

情報提供者、スパイ。


" Be careful what you say around the office about management. I've heard there's a stool pigeon."


職場で、経営について発言するには気をつけたほうがいい。密告者がいるそうだから。


stool pigeon はそのまま訳すと、「 椅子の鳩 」 となってしまいますが、いったいどういうことでしょうか。
先に答えを言いますと、密告者、とくに警察のために働くスパイや、犯罪組織のおとりを意味します。
鳩といえば平和のシンボルなのに、と不思議に思いますが、これは、鳥を狩猟する際におとりとなる鳩を stool につないだことが語源だと一般的にいわれています。しかしながら、これを疑問視する専門家もいるようです。
ここで鍵となるのは、stool が何を指すかということです。つまり、ふつう stool  といえば日本語でもスツールというように、背もたれのない腰掛のことです。
スツールに鳩を結びつける、というと何か変な感じがしますが、stool には実は別の意味がいくつかあって、その中で、木の根元や切株という意味があります。
狩猟の時に切り株におとりの鳩が置かれていたというならば、自然です。
しかし、19 世紀になるまで、この stool pigeon という言葉は記録には残っていないようで、19世紀になってからも、警察への密告者という意味ではなく、他人を共犯に誘う犯罪者という、全く違う意味だったようです。
現在のように、おとりの鳩が警察への密告者という意味で使われたのは、おそらくバーにたむろして裏社会の噂などを収集していた警察の手先が、もともとあった stool pigeon という言葉と合わさって生まれたのではないか、というのです。
ちょっと複雑ですが、バーにはたしかにスツールがたくさんありますから、確かに一理ある気がします。


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